刈り払い機 事故注意 飛散小石 時速130キロ 自動車ガラス砕く 保護具装着を 国民生活センター
国民生活センターは、稼働中の刈り払い機の刃に接触した小石が、最大時速130キロで飛散するという試験結果を発表し、農家などに注意を呼び掛けている。飛散した小石は10メートル離れた自動車側面の窓ガラスを砕く威力があることも分かった。同センターは「草刈り時は、小石など異物が飛ぶことを前提に、注意してほしい」とし、保護メガネなどの保護具の着用を勧めている。(yahooニュース 日本農業新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00010000-agrinews-soci
草刈り機使用時の飛散物に注意するべきという話題
刈払機(草刈機)の使用中の事故にご注意ください![PDF形式](2.1MB)(国民生活センター)
農家が使う場合は自分の農園の中などであるため、飛散物での注意は主に自分への飛散物に対応できる服装などで大丈夫だろう
とりあえず眼鏡、手袋、長袖長ズボンを装備していればまず大事故は防げるはずだ
問題は道路や人家に面した場所での刈り払いや、共同作業などでの複数人で作業している場合の注意である
飛散物により車のガラスや外装に被害を受けたという人は意外と多い
そのせいもあり現在国道などでの刈り払い作業の時は草刈り機を使用する人と遮蔽版などを持つ人などでの複数人体制で行うことが義務付けられているようだ
今回の記事で国民生活センターによれ最大時速130キロで小石を発射する危険な道具となりうるという見出しがつけられている
しかしそれには少し注意して本文を読んでほしい点もある
今回最大速度で小石を跳ね飛ばすとされた刃は4枚刃のものである
しかし実際には現代ではこのような刃を使用している人はほぼいない
現在はチップソーかナイロンコードカッターが主流である
窓ガラスを割るために意図的に実験に加えたのかとも思えるが長年農業にかかわっている私も4枚刃を使っている人は見た記憶はない
それよりも今回の検証ではナイロンコードカッターが時速48km/hで小石を飛散させたのに対して、チップソーは今回の条件では飛散しなかったという点に注目してほしい
一見すると最も安全に思えるナイロンコードカッターのほうがチップソーよりもずっと多くの飛散物をまき散らすことに注意が必要である
自宅などでの使用で安全を考慮してナイロンコードタイプを利用している人はこのことを意識して刈り払い方向に注意して作業を行ってほしい
また、今回の実験では小石のみで行っているために飛散が無かったチップソーでも、細かい石の破片や剥離したチップが飛んでいくという可能性もある
チップが飛べば回転のバランスが狂い刈り払い機の振動も激しくなるので定期的な点検と、未知の路面ではあまり深く刈り込まないといった注意も必要だろう
ファイナルデスティネーションシリーズの4作目
草刈り機で跳ねた小石が頭部を貫いて2人目が死亡するらしい