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HYBRID ZERO(HZ100DA)の空き容量を確保するための方法とは

   

Hybrid Zeroの空き容量が少なすぎる問題の解決策とは

Hybrid Zeroの空き容量が少なすぎる問題の解決策とは

長くなるので最初に要約を

  • NEC Lavie Hybrid Zero HZ100DAというタブレットは極端に空き容量が少ない
  • Lavie再セットアップメディア作成ツールでメディアを作成すれば15GB近く空きができる(初期状態で28GBの空き容量を確保できる)
  • windows10をクリーンインストールすれば初期状態で40GB以上の空きを確保できる、ただし事前に再セットアップディスクの作成とドライバのバックアップを行うこと

農トピ管理人はNECの超軽量タブレットHYBRID ZERO (HZ100DAB)を所有しています
このタブレットは11.6インチと比較的大型にもかかわらず398gという驚異の軽さを実現して話題になりました
cpuもPentium 4405Yというそこそこの能力のものを積んでおり当初は10万円を超える価格での売り出しでしたが、現在は3万円程度でoffice premium H&B付きの物が手に入るという価格破壊品となっています
さらにoffice premiumが単体で1.5万円以上の価値があるためにこれを抜いて本体だけを転売する者が続出し、office無し品が2万円程度で入手可能です

これほどの値崩れが起こったのはいくつか理由がありますが、一番の問題点であるストレージの空き容量が少ない問題について悩んでいる方が多いようなので忘備録を

この機体はストレージ64GBなのですが、初期状態ですでに14GBしか空きがありません
これはほかのwindowsタブレット機と比べて極端に少なく、windows機としてはかなり厳しい数字です
ここからwindows updataを行ったり、officeをインストールなどしてセットアップを行うといきなり10GB以下の空き容量しか残らない事態になってしまいます
このまま使用するとあっという間にストレージの空きが無くなり、updataすらできなくなるという声が続出しHZ100DAのレビューは散々なものになりました

実はこれを手軽に解決する方法があります
付属のLAVIE 再セットアップメディア作成ツールで再セットアップメディアを作成すれば15GB近くの空き容量を確保することができるのです
これは本体ストレージの中に隠しファイルとして再セットアップメディア用のデータを格納しており、このツールではこれを他メディアに書き出すことになり、その分の容量が空くということになっているようです
これにより本体の空き容量は当初の二倍の28GBまで確保出来ます

NECとすれば最初に行うべき行為である再セットアップディスクの作成を行っていれば実用的な空き容量ができるはずだったのでしょうが、残念ながらネットのレビューを見ているとこのことを知らずに低評価をしている人が多いようです

この事をマニュアルなどで強調していれば…

これとは別にwindows標準のリカバリ領域も存在しているようなので再セットアップディスクを使用しなくても設定の更新とセキュリティ→回復から初期状態に戻すことが可能です

これだけではわざわざ記事にするほどではないのですが、さらに空き容量を確保したいという方向けにはwindowsをクリーンインストールするという方法があります
これにより空き容量を40GB以上確保することができるため、HZ100DAを使い倒したい方はこの方法を試してみる価値はあると思います

現代のwindowsタブレットではOSのライセンスキーはUEFI内に格納されているため汎用のwindows10用インストールメディアを作成すれば自動認証されます
メディアもMicrosoft公式のmediacreationtoolを使用すれば簡単に作成することができます

windows10のダウンロード(マイクロソフト)

こちらのページからツールを今すぐダウンロード→ツールを起動しメディアを作成でインストールメディアが作成できます
これで作成されたメディアはcreators updata適用済みの1703なのでその後のwindows updataで長時間拘束されることはありません
注意点としてはメディアはmicroSDにも作成できますが、HZ100DAの場合UEFIブートがSDスロットに対応していないためUSBポートからカードリーダーなどを利用しなければmicroSDからインストールすることはできません
無難にUSBメモリなどを使うのがよいでしょう

windows10インストールメディアの起動は設定の「更新とセキュリティ」から「回復」→「PCの軌道をカスタマイズする」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFIファームウェアの設定」を選択します
その後UEFI画面の「save&exit」タブ内の下のほうにある「boot override」で該当メディアを選択します
これでbootの項目から起動順を変更することなく直接起動することができます

しかし絶対にクリーンインストールを急いではいけません
NEC純正の再セットアップディスクを作成することと、ドライバのバックアップを事前に取っておくことが必須となります
クリーンインストールなので販売当初の状態に戻すリカバリ領域は削除されますし、クリーンインストールするとwindows10標準のドライバで対応できないデバイスがいくつも残る上に、公式サイトでもドライバの配布が無いため詰んでしまう恐れがあります
ネットワークアダプタやBluetooth、カードリーダーすら動かないのでこれらを忘れると何もできないマシンに成り下がってしまうことでしょう

ドライバのバックアップは定番のDouble Driverを使います
こちらに日本語化したバージョンが置いてあるのでお勧めです

Double Driver 日本語化

使用法は「バックアップ」タブからシステムのスキャンを行うとwindows自体に含まれれるもの以外に自動でチェックが入っているのでそのまま標準形式でバックアップします
これをUSBメモリやmicroSDなどに書き出しておき、windows10のクリーンインストール後にドライバを読み込ませてやります

デバイスマネージャーよりドライバの無いデバイスを選ぶ→ドライバの更新→場所を指定でDouble Driverで保存したドライバのあるフォルダ(階層はトップでよい)を指定すれば自動で読み込んでくれます

オーディオデバイスだけはなぜかそのまま書き戻しできませんでしたが、普通のISST(インテルスマートサウンドテクノロジー)ドライバだったので「ドライバの更新」→「ドライバーの最新版を自動検索」でインストールしてくれます(ネットワーク上から検索してくるので当然ネットワークドライバを書き戻して無線lanに接続してから行ってください)

以上の操作を行うことで当初の状態より25GBも多くストレージを利用できるのでヘビーユーザーにとってはHZ100DAの利用価値もかなり高まることと思います

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