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<新茶>史上最高値出た! 1キロ108万円 静岡で初取引

   

全国的に気温が低く、生育が遅れる中での初競りとなった

全国的に気温が低く、生育が遅れる中での初競りとなった

静岡市葵区の静岡茶市場で24日、新茶初取引が行われ、生産者や茶商ら約800人が参加した。この日は富士宮で生産された手もみの新茶1キロが、1957年からの取引史上最高値となる108万円の取引が成立し、会場は大きな盛り上がりを見せた。

今年は3月までの低温の影響で生育が遅れ、前年より3日遅い初取引となった。静岡茶市場の内田行俊社長は「近年にない遅い初取引となったが、現在は順調に育っており、良質なものがたくさんとれている」とあいさつした(毎日新聞)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170425-00000015-mai-soci


 

静岡の新茶取引で歴代最高の1キロ108万円で落札されたという話題
よくあるご祝儀相場だろうが今年の静岡のお茶業界は元気がいいな、と思わせるタイトルだが実際はどうだろうか

記事には出ていないが、富士宮農業協同組合(JA富士宮)生産者が108万円を提示し、それを買い取ったのはJA富士宮と生産者23農家で作る富士宮富士山製茶合同会社である
これでは売り手と買い手が同一であり、単なる宣伝目的のための高額取引ではないかと指摘されても仕方ない
さらに情報によると前年でも初競りでの最高額を出したのは富士宮富士山製茶合同会社であるらしい
詳細は知る由もないがこの情報が確かならばこのような行為は批判されるべきではないだろうか

マグロで初競り1本1億円をすしざんまいが宣伝に使って以来、同様な行為が多くの農産物で行われてきたが、さすがに自作自演でこれをやった例はほかにあまり見た記憶はない
以前の記事で、大分県もカボス1箱100万円をやればいいと冗談を書いたがこれを実践しているところがあるとは驚きである

一方農業新聞では冷静な記事で今年の初競りは昨年比57%高だったと記事にしている

57%高、1キロ7847円 静岡茶初取引 (日本農業新聞)

これは3月の気温が低く生育が遅れたため出荷量が前年よりも約7000キロ少ない1728キロにとどまったことが主な理由である
競りを3日遅らせても前年の2割しか製品が集まらなかったのであれば高値は仕方ない
今後天候も安定してきそうな予報であるため、業界はすぐに例年の生産量に戻るだろうと予想しているようだ
出荷のピークは大型連休後半となるようである


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