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平成27年産米の相対取引価格は全国平均13,265円/60kg

   

27年度米価

27年度の米価はhttp://agritopic.net/476/

農水省は平成26年3月から米の流通に関して価格情報、販売状況などの提供を行っている
今回、平成28年6月の相対取引価格・数量について内容を取りまとめの公表があった

概要としては
>平成28年6月の相対取引価格は、全銘柄平均価格で13,265円/玄米60kg(対前月差▲64円(▲0.5%))、相対取引数量は、全銘柄合計で8万トンとなっています。

詳細は公表資料と添付資料を参照とのこと(農林水産省)

http://www.maff.go.jp/j/press/seisaku_tokatu/kikaku/160715.html


 

玄米価格の昨年度の平均が13,265円となったという発表
ちなみに全国平均の米の反収は10aあたり517kgなので60kgで割ると8.6俵の収量ということになり、平均値だけで計算すると米を作った時の10aあたり収入は11万4,300円ということになる

添付資料に目を通すと価格の高いものとしては
北海道ゆめぴりか、山形のつや姫とコシヒカリ、新潟のコシヒカリ、福岡の夢つくしなどが1万5千円を超える単価となっているようだ

逆に以前の記事で挙げたように飼料米を作り、耕畜連携助成金などまで活用すると補助金だけでこの平均額に相当する額の収入が得られることになる
この制度の是非はともかくとして、単純に考えると一部のブランド米などの銘柄産地や、平均より大幅に収量の見込める生産者以外は農地で飼料を生産するのが今後生き残るすべということになるだろう

余談だが最近MA米の入札の結果も発表された
その内容は1トン当たり63,268円なので、これは今回の発表の60キロ換算に直すと380円/60kgである

 

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