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干ばつで河川が渇水、数千匹のワニが危機に パラグアイ

   

干からびたワニ

干からびたワニ

少ない水域に多くのワニが集まる

少ない水域に多くのワニが集まる

パラグアイの一部が19年来で最悪の干ばつに見舞われ、数千匹のワニが生存の危機に陥っている
アルゼンチンとボリビアの国境沿いを流れるピルコマジョ川(Pilcomayo River)は渇水状態にあり、川辺や干上がった池では乾いた地表に横たわったワニの死骸が見られる。また多くのワニが水や餌を求めて長距離を移動し、放牧地の池や井戸に姿を現すワニも出ている(yahooニュース)

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6208056


 

南米のパラグアイにて川の水位が下がり、数千匹のワニがピンチという話題

wikipediaによるとピルコマジョ川は、南米中央部を流れる河川で、パラグアイ川の西部の支流で最も長い川であり、流域は270,000 km²にも達するそうである
記事によるとこの川が渇水状態になった原因はパラグアイ当局が川底の堆積物の除去を怠ったことが原因の一つとされていると書いてあるため天候的に干ばつがひどいというわけではないようだ
ただこれだけ川が干上がっていたらワニ以外にも様々な動物が存在危機なような気もするが…

このままでは農業記事とあまり関係ないのでパラグアイの農業の特徴を少し紹介することに
パラグアイでは主要な産業は農業でありGDPの3割、輸出額の8割を占めている
特に大豆は世界第三位の輸出量を誇る大産地でもある
また、日本には胡麻の輸出が盛んであり、日本で輸入される食用白ゴマのほとんどは南米産であり、そのうち7割はパラグアイ産である

そしてこの農業の開発には1936年ごろから始まった日本からの移民が深くかかわっている
農業技術の普及に日系移住者が大きく貢献(パラグアイ)
このことにより南米でも大の親日国となったパラグアイである
今回の河川の大渇水が主要な産業である農業に悪影響を及ぼすこととなれば、今後日本への農産物輸出にも影を落とすことになるかもしれない

ちなみにワニ皮取り放題だという声もあるが世界で消費されるワニ皮のほとんどはすでに養殖ワニから供給されるシステムができているとのこと

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