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酷暑 もはや危険 熱中症 搬送6588人 今夏最多に

   

7月から8月の天気

梅雨明け以降晴れマークが続く

酷暑が列島を襲っている。総務省消防庁は9日、熱中症で緊急搬送された人が1~7日の1週間で、今夏最多の6588人(速報値)に上ったと発表。今後も危険なレベルの暑さが続く見通しで、厳重な警戒を呼び掛けている

前週(7月25~31日)に比べ搬送者は6割増加。死亡は12人に上り、65歳以上は3330人と半数を占めた。兵庫県宍粟市で田んぼの草刈り中に亡くなった女性もいる。

家畜も被害に遭っている。甲府市で銘柄「甲州信玄豚」を飼育する柿嶋昇さん(86)は「経営する息子が扇風機をかけたり水をかけたりしているが、生まれたばかりの子豚数頭が熱中症で死んでしまった」と嘆く。栃木県JAなすのは「換気やスプリンクラーなど対策はやっているが、乳量が落ち餌の食い込みが悪い」(畜産課)と頭を悩ませる(yahooニュース 日本農業新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160810-00010001-agrinews-soci


 

酷暑で熱中症での搬送が一週間で今夏最多になったという話題
7月は1万8,671 人で、昨年7月の救急搬送人員数2万4,567 人と比べると5,896 人少なくなっていたようだが梅雨明け以降急激に暑さが進んだために一気に病院に搬送されるケースが増えてきたようだ
まだまだ晴れが続く予報なのでこのままでは8月としては過去最多を更新する可能性が高そうだ

農作業中の死亡例も出ているということで今後は十分な注意が必要である
また、ニュース本文にもあるが人間は熱さの対策は立てられても畜産物はそうはいかない
先進地では温度管理できる畜舎を導入しているところもあるようだが、まだまだ普通の畜舎がほとんどである
酪農などではもともと夏の乳量が落ちるものだが今年ほど暑い日が連日続く年も珍しく、対策に追われているようだ

外作業に慣れている農業者は比較的涼しい時間に作業したり、水分をこまめに確保したりと対策はしているだろうが
総務省の消防庁の熱中症特設ページでも関連情報が公開されているので一読して対策をしておくとよいだろう

また、普段外で作業しない一般の方も、お盆中やイベントなどで長時間暑い場所に出ることもあると思われるので
十分な対策を持って臨んでいただきたい

熱中症になった時の治療費の例は
・救命救急センターに2日間入院:53,000円
・包括処置費:28,000円(熱中症の場合)
・初診料:4,000円
計85000円

とのこと

一方夏にエアコンをフル稼働しても1か月の電気代は1万~2万円程度である

 

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