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E型肝炎 追加へ 優先的リスク管理 有害微生物リスト

      2016/10/10

イノシシの刺身

生食ダメ!ゼッタイ! NHKもこの報道の後の放送だったらよかったのに…

 

農水省は、食品の安全を確保するために、「優先的にリスク管理を行うべき有害微生物」のリストに、近年患者数が増えているE型肝炎ウイルスを加える方針を固めた。E型肝炎ウイルスを含めたリストの見直し案と有害微生物の実態調査の中期計画案(2017~21年)を意見交換会や意見募集に諮り、年内に公表する予定だ。

E型肝炎ウイルスは豚やイノシシ、鹿などの肉や肝臓を生食や加熱が不十分な状態で食べることで感染する。12年以降、毎年患者数が増加しており、15年は過去最多の212件に上った。16年も4月時点で、既に15年同時期の2倍強になっている(yahooニュース 日本農業新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161002-00010002-agrinews-pol


 

先日のあさイチに合わせたかのようなこの話題
E型肝炎ウイルスが有害微生物リストに加われば、来年度から5カ年で、豚肉を対象に生産段階における汚染実態の調査を行い、リスク管理措置の必要性を検討することになる
5年ごとの見直しが行われるこのリストだが、今回の見直しで他に、二枚貝の生食などで感染するA型肝炎ウイルスがリストに加わるようだ

このリストに入るほどE型肝炎ウイルス患者が増えているのは過去にも触れたが、豚肉の生食が危険となれば当然イノシシの生食も危険である
旅先で珍味として出たとしても、それなりのリスクがあることを覚えておく必要があるだろう
潜伏期間は平均6週間、治療薬は無く安静にするしかなくまれに劇症化することもある厄介な病気である


 

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