トランプ氏、大統領就任初日にTPP離脱通知へ
次期米大統領ドナルド・トランプ氏は21日、国民に向けたビデオ声明で、来年1月20日の就任初日に環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱する意思を通知する方針を示した。
トランプ氏がTPPについて発言したのは当選後初めて。日米が主導してきたTPPは発効の見通しが極めて厳しくなる。参加各国や関係国の間にも波紋が広がっている。(読売オンライン)
次期大統領トランプ氏が選挙中に公約として掲げていた100日行動計画について、就任後どのようなことを行うかを発表したという話題
多くのメディアの見出しでは「就任日にTPP離脱!」と書かれており過激な内容に思えるが、実際は選挙期間中に訴えてきたことを具体的には就任後にこのように行動するという発言である
トランプ氏が就任初日に取りかかるとしたのは、TPP離脱を含めて6項目
貿易の不均衡是正や規制緩和、不法移民対策の強化など、選挙中に訴えた雇用の拡大を図るための政策が中心となっている
これを受けて日本や他の関係国なども現在の枠組みでのTPP発効はほぼなくなったととらえているようだ
自民・小泉氏「米国が入る形のTPPは消えた」との認識示す(yahooニュース)
オバマ政権、断念を正式表明 トランプ氏方針で(毎日新聞)
米国抜きの発効模索=豪や中南米が支持-TPP(時事ドットコム)によるとオーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、ペルーなどが「多くの選択肢がある。協定を変更し、米国抜きで発効させるのも一案だ」との意見に賛同しているという
補正予算で組んだ農業予算のTPP関連対策予算3400億円がどのような扱いになるのかは不透明だが日本政府としてはまだアメリカを含んだTPP発効をあきらめていないという姿勢のようである