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早期封じ込め徹底 32万羽殺処分 新潟・青森 鳥インフル確認

   

鶏の殺処分

30万羽の殺処分というのは大変な作業であることがわかる(NHKニュースより)

 

 農水省などは29日、新潟県関川村の採卵鶏農場と青森市のアヒル農場で、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜をそれぞれ確認したと発表した。国内の家きんでの確認は1年10カ月ぶり。12月の需要期を前に、農家らには大打撃となりかねない。専門家は「国内外の発生状況から見て、自然環境中のウイルス濃度が上がっている。大流行した2010年度と同様の感染リスクがある」として農家段階の防疫の徹底など厳重な警戒を呼び掛ける(日本農業新聞)


 

先日鳥インフルエンザに関しての話題を記事にしたばかりだが(各地で鳥インフルエンザ 警戒レベル最高の3に)あれから2週間の間にすでに家きんでも感染が確認され始めている

記事によると家きん(家畜として飼育されている鳥類)で感染が確認されたのはほぼ2年ぶりとのこと
さらに海外の状況などからみると大流行した2010年と同様の流れということで、全国の関係者は相当な警戒をしているようである
被害の事例だけを見るとすでに2010年の流行は超えている

この記事の新潟県上越市は新潟での2例目だが、青森県でも2例目が確認されているようである
青森でまた鳥インフル 1例目の関連農場(日本農業新聞)

こちらは1例目の関連農場ではあるが300mほど離れている別施設であり、当初は検査でも陰性だったことから何らかの要因で鳥インフルエンザの感染が広まっているようだ

新潟だけでもすでに50万羽以上殺処分しているがこちらもこれで封じ込めることができたかはまだ分からない
とれる対策は多くはないが重ねて厳重な警戒をしておく必要があるだろう

ちなみに一般人は全頭殺処分となると何らかの保障が必要となるだろうと思うところだが、詳細は農林水産省のページにて公開されているので興味のある方は一読していただきたい
高病原性鳥インフルエンザ発生に係る生産者支援対策等(28年11月29日更新)

 

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