「スイセン」を食べて食中毒に 有毒植物の誤食で厚労省が注意呼びかけ
2017/04/17
長野県伊那市内の小学校で5月6日、誤ってスイセンの球根を食べた児童11人が食中毒になりました。県内では4月以降、「スイセン」や「バイケイソウ」など有毒植物を誤って食べた食中毒が3件連続、患者が17人に上ったため県は5月7日、「有毒植物の誤食による食中毒注意報」を全県に発令しました。いずれも食用の野菜などに似ている有毒植物の誤食によるもの。同様の食中毒は全国でも多発、死者も出たため厚労省は3日、全国に注意を呼びかけています。(yahooニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160508-00000001-wordleaf-soci
食用植物と間違って有毒なスイセンの球根を食べてしまい食中毒となる事件が起こったという話題
本文によるとノビルと間違えたらしい
TV番組などで最近は山菜を取ったり野生生活をするコーナーがよく見られるが、そこでノビルなどもよく登場する
味は玉ねぎに近い香りと辛みがあり味噌汁にするとおいしいらしい(ウィキペディアより)
スイセンは葉がニラによく似ており、これと間違い食中毒になる例もよく報告されている
中毒症状としては食後30分程度でスイセンに含まれるアルカロイド類(リコリン,タゼチンなど)の作用により悪心,嘔吐,下痢,発汗,頭痛,昏睡,低体温などの症状がでるとのこと
厚生労働省によるとほかにもイヌサフラン、バイケイソウ、ハシリドコロ、トリカブトなどで食用と間違えて食中毒になる例が多く報告されているとのことでむやみに野草を食べないように注意喚起している
今回は学校で起きた事件であるが、自然環境と触れ合う教育の中で野草を使って遊んだり、食べられる野草を実際に食べてみる経験をするというのはとても印象に残る良い授業だと思う
しかしそれを教える教員自体がすでに子供時代にそのような体験をしなかった世代になっているはずである
書物やネットの情報だけでは測れないことも多い。自然を甘く見ることなく、地元の経験者に指導してもらい授業を行うようにした方が間違いないだろう
(追記)
この後スイセン誤食による死亡事故が起こっている
この中で一般にインターネット上でスイセンの致死量が10gといわれていることに対して、引用元の資料の誤記載ということの確認を取った話題に触れているのでぜひ一読していただきたい