猫１０匹中毒死か…名古屋港、死骸から劇物成分メソミル検出
舞台となったガーデンふ頭には100匹以上の野良猫が住み着いていたとのこと（画像：名古屋港観光案内より）
名古屋市港区の「ガーデンふ頭臨港緑園」やその周辺で、１０匹以上の野良猫の死骸が見つかり、一部の死骸から農薬に使われる劇物「メソミル」の成分が検出されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。愛知県警は何者かが野良猫に農薬を混ぜた餌を与えた可能性もあるとみて、動物愛護法違反の疑いで捜査している。
野良猫の保護団体によると、同園には１００匹以上の野良猫がすみ着いており、２月２０日～３月１７日に、同園の草むらや周辺の道路などで１３匹の死骸を見つけた。数匹は口元に泡が付着するなど中毒死の症状があり、県警に通報した。(yahooニュース 毎日新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170428-00000043-mai-soci
名古屋のガーデンふ頭臨港緑園にて複数の野良猫の死骸が見つかり、その体内からメソミルが検出されたという話題
現場は野良猫保護プロジェクトの活動家が活動している地域という話もあり、100匹以上の猫が住み着いていたとも言われている
メソミルといえば商品名はランネートであり、当サイトでも同様の事件として昨年では散歩中の犬がランネート入りのソーセージを食べて死亡したニュースが報じられたことを取り上げた
ランネートの毒性などについてはこちらに詳細を記述してあるので一読いただきたい
和歌山で散歩中の犬が死亡した事件でソーセージに混入された毒物とは：農トピ
野生動物を「みだりに」死亡させることは動物愛護法で禁止されている
今回のように不特定多数の人が集まる場所で、10頭以上の猫を殺すということは事件性が疑われるとして警察も捜査に乗り出したようだ
ランネートは劇物指定の農薬であり、購入に身分証などが必要なことから犯人の特定も早いかもしれない
ただし駆除目的で毒餌を撒いた事だけで刑事事件となった例は過去に無いようである
このような行為は実際に農薬として利用している人にも迷惑であるし、農薬業界自体にとってもイメージダウンとなることは間違いない
少なくなったとはいえ、劇物や毒物に分類される有用な農薬はまだ多く存在する
これらに何らかの規制が飛び火することなどないように願いたい
超音波利用の猫除け
レビュー数が1800越えという量から言って野良猫の被害に苦しむ人の多さが見て取れる
評価を見ると犬には効果が薄いが猫にはある程度期待通りの効果があるようだ
ちなみに知人宅が設置しているが私は敏感なのか、かなり不快な音波が感じられるほどの威力がある