世界に広がる「バナナ危機」、新型の伝染病で生産体制崩壊
かつて最も人気の高かった種類のバナナを壊滅させた病気が再び世界各国の生産地に広がり、バナナ輸出に大きく依存する中南米を脅かす事態になっている。
このほど開かれた国際バナナ会議の会場は、直前になって中米コスタリカから米マイアミに変更された。出席者の靴に付いた汚染土から、中南米に病気が広がる恐れがあるという理由だった。
問題の病気は「パナマ病」。「萎凋(いちょう)病」とも呼ばれ、アジアからオーストラリアの一部、アフリカ、中東へと広がっている。特に欧米で消費されるキャベンディッシュ種のバナナが影響を受けやすい。
国連食糧農業機関(FAO)は今月、パナマ病について「世界で最も破壊的なバナナの病気の1つ」と指摘。この病気に対抗するため、360億ドル(約4兆円)規模のバナナ業界が行動する必要があると強調した。(CNN)
http://www.cnn.co.jp/business/35081497.html
新型のパナマ病によりバナナの生産が世界的に危機を迎える可能性があるという話題
記事本文によるとかつてパナマ病により滅ぼされた品種があり、その病気に強いということで現在の品種であるキャンベディッシュ種が栽培されることになった経緯があるというが新型パナマ病はそのキャンベディッシュ種にも感染し枯らしてしまうという
現在はアジアの一部地域で壊滅的な被害が出ているにとどまっているといわれているが世界の4分の3を生産する中南米まで被害が拡大するとバナナ業界の危機となるため関係者が対策に奔走しているとのこと
日本に輸出されているものの多くがジャイアント・キャンベディッシュ種ということでこちらも新型パナマ病の影響を受け、実際にこの病気や台風、干ばつなどの影響で国内のバナナ価格も少しづつ上昇しているらしい
日本人の消費する果物一位になって久しいバナナであるがもしかすると将来再びその座を明け渡すことになるかもしれない
この件に関してはこちらの産経デジタルのページが詳しくまとまっているので興味のある方は一読をお勧めする