ピーナツと知らず…「ジーマーミ豆腐」でアレルギー 沖縄で増加
ピーナツ(落花生)が原料の「ジーマーミ豆腐」を食べた観光客が、急性アレルギー反応のアナフィラキシー反応を起こして救急搬送される事例が近年増え、沖縄県立北部病院が注意を呼び掛けている。本格的な観光シーズンを前に、県北部保健所は「ピーナツが入っていることを知らせる表示の徹底など、事業者向けの講習会などで協力を求めていきたい」としている。(yahooニュース 沖縄タイムス)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160607-00000008-okinawat-oki
落花生が原料の郷土料理を知らずに食べてアレルギーによる救急搬送が起きる事例が増えているという話題
初めて耳にした食品だが沖縄ではジマミ(地豆)豆腐としてスーパーなどで普通に販売されている一般的な食品らしい
豆腐という名前がついているが大豆の加工品ではなく、落花生の絞り汁に芋くず(さつまいもデンプン)を加えてつくるもので、胡麻豆腐の胡麻をピーナッツに、葛粉を芋くずに置き換えたような食品である。胡麻豆腐同様にもちもちとした食感であるとのこと
沖縄県外からの観光客で、食堂などで出てきたとしたら胡麻豆腐と思ってそのまま食べてしまうこともありうるのは納得である
ピーナッツはソバ、魚介類に並ぶ重篤なアナフィラキシーショック反応を引き起こす物質だが、他の2種に比べてあまりその認知は高くないようである
また、そのままの形ではなくソースやクリーム、香料など形を変えて様々な食材に利用されており、場合によってはピーナッツ由来のオイルでもアレルギー反応が出る場合もあるため注意が必要である
当然アレルギー性物質の表示義務である特定原材料7品目に含まれているが旅行先で初めて目にする食品だと確認を怠ってしまったり、定食の小鉢などについてくると判断しにくい場合もあるだろう
アレルギーによるショック反応はある日突然発症する場合もあるので原因特定のためにもこのような情報は頭にとどめておくとまさかの場合何かの役に立つかもしれない
これから沖縄は観光シーズンに入り県外から多くの人間が出入りすることになる
関係者は表示の徹底と情報の周知に尽力していただきたい