3Dプリンターで“マイ農機具”! アイデア形に、不器用でもOK
樹脂や金属で立体を作る「3Dプリンター」を活用して、農家自らが理想の農機具を開発できる時代がやって来た。パソコンで設計図を描けば、高い精度の部品ができる。面倒な溶接や削り出しなどの作業もいらない。部品を加工する道具や技術のない農家でも、アイデアさえあれば夢を形にできるようになった。
設計図さえあれば、インターネットを通して開発した農機具を世界に発信することも可能だ。既に作成した3Dプリンター用の設計図をネットに投稿して、公表するホームページが相次いで登場。特許の面で課題はあるが、他人がデザインした品物を誰もが自由に製作できるようになった。これまで農家が個人的に利用していた農機具を、全国の農家が使える環境が整ったというわけだ。
北海道農業研究センターの若林勝史主任研究員は「うまく使いこなせば、不器用でも思い通りの農機具を作れる」とメリットを強調する(yahooニュース 日本農業新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160630-00010000-agrinews-ind
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3Dプリンターを活用して農家自らが自分の理想の道具を作れる時代になったという話題
近年では3Dプリンターも数万円程度から購入できるようになっており、プリンタ用データなども有料、無料問わず容易に入手できる環境が整いつつある
昨年には3Dプリンターで拳銃を作成し逮捕された事件などで注目を浴びたが検索すれば義手からVRゴーグルまで様々な3Dデータが入手可能となっている
本文では種子の選別機(の部品の一部)や機械の充電台などを試作していた例が出ているが、農機具開発メーカーなども積極的に活用している事例もあるようだ
農機具などは出荷台数も少なく、また園地や作業内容によって要求される機能や形状が異なることも多い
そんな時に個人でも比較的容易に設計、製造が可能な3Dプリンターの技術が活躍する場面も多くなるだろう
また、現在所持している農機具の修理部品なども個人で作成出来れば役立つこともありそうだ
先ほども上げたように特殊な部品を使うことの多い農機具などでは修理部品を頼んでも入手に時間がかかったり、最悪入手不可能な場合もあるし、部品代も高額になりがちであるのでそのような場面で活用できる可能性もある
もちろん3Dデータ自体から設計するには相応の勉強が必要であろうが、データをダウンロードしてプリントするだけなら誰でも簡単にできる
世界中の農家のアイデア農機具を自由にダウンロードして簡単に試せる、そんな時代も意外と近づいてきているのかもしれない